一言(いちげん)

2002年 湘南茅ヶ崎でウエットスーツブランド「NOISE WETSUITS」の企画、デザイン、製造、販売、卸業をスタート。 2012年 創業から満10年を迎え、拠点となるウエットスーツ工場を湘南藤沢に移転致しました。

「2.6.2の法則、人間が集団を構成すると・・・」

果たして、どんな現象が起こるのか?

『優秀な人が2割、普通の人が6割、パッとしない人が2割』という構成になりやすいという法則。

例えば、集団で何らかの活動をすると、
2割の人が、率先してリーダーシップを発揮し、
6割の人が、そのリーダーシップに引っぱられて働き、
2割の人が、ボーっとしてる。
という傾向があるといいます。

次に、その2割のサボった人達を除いて、残りのメンバーだけで同様の活動をすると、
やはり、メンバーの中の約2割の人が、新たにサボり始めます。
逆に、サボった人ばかりを集めてグループを作り、活動をさせると、
その中の約2割の人がリーダーシップを発揮し始め、
6割の人は、それに引っぱられて動き始めるそうです。

これは、優秀な人ばかりを集めてグループを作った場合も同様で、
6割は普通に動き、2割はパッとしくなるといいます。
スポーツの世界でも、お金をかけてスタープレイヤーを集めても、
ズバ抜けて強いチームができるわけではないというのはこういうことなのでしょう。
逆に、スタープレイヤーを引き抜かれてしまったチームには、次のスタープレイヤーが出てきたりします。

会議で発言しない人がいたとします。
その人に発言させるには、そんな人ばかり集めて会議をすればいいのです。
無口な人ばかり集めて会議させると、ちゃんと口を開き始めるのです。
中には、リーダーシップを発揮する人も出てきます。
私達は、自分がいる集団によって、様々な役割を演じうるということです。

実は、生物の世界にも、似たような現象があります。
アリは働き者というイメージがありますが、数%のアリは、働かずにふらふら遊んでいるそうです。
そして、このふらふらしていたアリたちだけを集めて別の場所に移して、しばらく観察していると、
その中の数%のアリだけがふらふらと遊び出し、他のアリたちは働き者に変身するそうです。
逆に、働き者のアリばかりを集めて集団を作っても、まもなく数%のアリは遊び出すといいます。
この数%という比率は、不思議と変わらないそうです。

これは仕事でも大いに役に立ちます。いいですか、(よく動く者と、そうでない者を区別し、給料をカットして、場合によっては解雇するのではないということ!)つまり、グループを増やして仕事の分散化を図れば良いのではという事です。

例えば、Aのグループでは目立たない存在でも、Bというグループを形成する事で頭角を現す可能性を秘めているという事なのだから、Gのリーダーを作る事で仕事の分散化も図れて、今まで以上に本人の責任感も増し、社長も楽になり、一番いいのはリーダーになった本人が得る仕事に対しての達成感でしょう!やりがいとは、そんなところからでも見つける事が出来るのではないでしょうか。


思えば、自分も組織では上手くいきませんでした。そして7年前事業という1つのグループのリーダーとなった分けですから、上記の話しには納得させられます。