貧困はこんなところから生まれる。
見方を変える
富士山は西からでも東からでも登れる。西の道が悪ければ東から登ればよい。
東がけわしければ西から登ればよい。道はいくつもある。
時と場合に応じて、自由に道を代えればよいのである。1つの道に執着すればムリが出る。ムリを通そうとすると行き詰まる。
動かない山を動かそうとするからである。そんなときは、山はそのままに身軽に自分の身体を動かせば、またそこに新しい道がひらけてくる。
何事も行き詰まれば、まず自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも1つの見方に執着して、他の見方のある事を忘れがちである。
そして行き詰まったと言う。行き詰まらないまでもムリをしている。貧困はこんなところから生まれる。
「旧社名:松下電気産業株式会社 創立者 CEO最高経営責任者 故松下幸之助」
経営に対する論説はズバ抜けてると思います。何度読み返しても鳥肌が立ちます。
松下氏の数ある書籍の中でもこの章がとても好きです。物事を広く捉える柔軟で大きな器、決して攻撃的ではなく、相手に悟らせる様に伝える。
自分は優柔不断で、考えが狭いので、余計に好きなのかも知れません....
固定観念や概念で物事を判断してはいけないですね、
正面から見ればただの点かもしれない、しかし、横へ廻ってみれば長く伸びる一本の線かもしれないのですから。